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健康に良い青汁だがカリウムについては注意が

広告で毎日聞いたり見たりすることがないのが「青汁」です。飲みにくいイメージが強いのですが、最近は果物と組み合わせたり、移動先で摂取することが容易な粉末だったりと、飲みやすさを目指しているようです。商品の原料は明日葉やケールなどが多いのですが、最近は栄養バランスの良いケールのものが人気があります。キャベツと同じアブラナ科のケールは、キャベツよりも豊富な栄養素を誇り、中でも必須アミノ酸や必須ビタミン類を手軽に摂取することができるすぐれものです。ダイエット中の方ならば、新陳代謝が良くなり、特に冬場に摂りすぎるきらいのある塩分の放出などもしてくれるカリウムをよく含んでいます。健康に心配はないけれど、太りすぎだとか、塩分の摂り過ぎという人には、まさに「神様の配合」という栄養バランスでしょう。今は野菜も値段が高騰化していて、スーパーに行って買い物をしていても、生野菜にはなかなか手が伸ばせない状況です。その上、不景気で、物価はことごとく高騰しています。でも、健康を犠牲にはしたくはありません。「体あっての人生」ですから、命を削るような生活は絶対にしたくはありませんし、してはならないでしょう。「生きること」、それを大事にしたいです。


青汁はまさに、「今、何かの病に犯されていない人が、健康に生きていくための万能薬」だと言ってもいいでしょう。でも、ここで「何かの病」というキーワードが引っかかってきます。ある「病」の人は、青汁を摂取してはいけないのです。その第一は「腎臓に何らかの疾患を持っている人」です。バランス良く栄養が含まれていますが、その中で「この病気の人は摂取しては危険」という栄養素があります。そして、それは健康な人には欠かせないものです。その一つに「カリウム」があります。無茶な飲み方をしなければ、健康的な人ならば、何ら問題はない栄養素ですが、間違ってカリウムを過剰摂取した場合、「高カリウム血症」と言うものを引き起こします。腎臓に疾患を抱えている場合、代謝がうまくできなくて、この病気になってしまうことが多いのです。この症状を起こす可能性は、腎臓に疾患を抱えている場合だと、正常な人の5倍以上になります。正常な人だと、一日に相当な量の摂取をしない限り、問題はありません。なんでも「適量にほどほど」が基本です。もし、心配ならば、かかりつけのお医者さんに相談してみることをおすすめします。青汁自体は、とても健康に良いものですから、適量を摂取するのが良いでしょう。